Flying Blue 米国-ヨーロッパ Sweet Spots:CDG・AMS乗り継ぎとStopover攻略
Flying Blueは動的価格制を採用しているため、同じ路線でも日付によって必要マイル数が大きく変わります。
ただし、米国からヨーロッパへAir FranceまたはKLMを利用する場合、単純な「最安値探し」だけではない面白い使い方があります。CDGまたはAMSで乗り継いでヨーロッパの別都市まで飛ぶと、後半区間を単独で検索した場合には多くのマイルが必要でも、通し旅程では追加マイルが発生しないことがあります。
さらにFlying BlueではStopoverも利用できるため、CDG/AMSでの通常の乗り継ぎを、パリやアムステルダムで数日滞在する旅程へ変更できます。
Flying Blueの基本ルール、動的価格制、Promo Rewardsなどは、Flying Blue完全ガイドでまとめています。
⭐ Flying BlueのSweet Spot:後半区間が追加0マイルになることがある
今回、Business Classで3つの旅程を実際に比較しました。
| 旅程 | 第1区間 | 第2区間を単独検索 | 通し旅程 |
|---|---|---|---|
| JFK → CDG → BCN | 60K | 84K | 60K |
| SFO → AMS → FCO | 60K | 20K | 60K |
| AMS → CPH → HEL | 24.3K | 17.8K | 42.1K |
最初の2例はAir FranceとKLMの自社便です。
第2区間を単独で検索すると追加マイルが必要ですが、米国から最終目的地まで通しで検索すると、第1区間と同じ必要マイル数のままでした。
一方、SASの例では通し旅程が2区間の合計と同じです。
つまり、単純に
「同じ航空会社で2区間乗れば安くなる」
というルールではありません。
今回の実測で特に狙いやすかったのは、
Air FranceでCDG経由
そして
KLMでAMS経由
の旅程です。
🇫🇷 JFK → CDG → BCN:後半区間が高くても通しなら60K
最初はAir Franceです。
まず、
JFK → CDG
を単独で検索すると、Business Classは
60,000 Flying Blue Miles + USD 337
でした。

▲ JFK → CDGのAir France Business Class。60K Flying Blue Miles。
次に、
CDG → BCN
を単独で検索します。
必要マイル数は、
84,000 Miles + USD 76
でした。

▲ 同日のCDG → BCNを単独検索すると84K Miles。
Flying Blueは動的価格制なので、CDG → BCNが常に84Kという意味ではありません。
重要なのは、ここからです。
最終目的地をBarcelonaにして、
JFK → CDG → BCN
を通しで検索すると、
60,000 Miles + USD 355
でした。

▲ JFK → BCNを通しで検索すると、CDG乗り継ぎでも60K Milesのまま。
つまり、CDG → BCNを単独で検索すると84K必要だったにもかかわらず、JFK → BCNの通し旅程に入れると、追加マイルは0です。
Flying Blueでは、後半区間の単独価格だけを見て判断しない方がいいということです。
Barcelonaが本当の目的地なら、JFK → CDGとCDG → BCNを別々に考えるのではなく、最初からJFK → BCNで検索するのが重要です。
🇳🇱 SFO → AMS → FCO:KLMでも同じ現象
次はKLMです。
まず、
SFO → AMS
Business Classは、
60,000 Miles + USD 337
でした。

▲ SFO → AMSのKLM Business Class。60K Miles。
次に、
AMS → FCO
を単独検索すると、
20,000 Miles + USD 98
です。

▲ AMS → FCOを単独検索すると20K Miles。
しかし、
SFO → AMS → FCO
を通しで検索すると、
60,000 Miles + USD 367
でした。

▲ SFO → Romeを通しで検索すると、AMS乗り継ぎでも60K Milesのまま。
このケースでも、AMS → FCOを単独で予約する場合には20K必要ですが、SFO → FCOの通し旅程にすると追加マイルは0です。
Flying Blueで米国からヨーロッパを検索するときは、CDGやAMSだけを目的地にする必要はありません。
Romeに行きたいなら、最初からRomeまで検索。
Barcelonaに行きたいなら、最初からBarcelonaまで検索。
この方がFlying Blueの通し旅程の価格を確認できます。
⚠️ SASでは同じ航空会社でも追加マイルが必要
Flying Blue提携航空会社でも同じ現象が起こるのか確認するため、SASも試しました。
まず、
AMS → CPH
は、
24,300 Miles + USD 93
でした。

次に、
CPH → HEL
は、
17,800 Miles + USD 43
でした。

2区間を合計すると、
42,100 Miles
です。
そして、
AMS → CPH → HEL
を通しで検索すると、
42,100 Miles + USD 112
でした。

▲ 2区間ともSAS運航ですが、通し旅程でも必要マイル数は2区間の合計と同じ。
つまり、
24.3K + 17.8K = 42.1K
で、必要マイル数はまったく減っていません。
違いは税金・手数料だけです。
しかもAMS → CPHとCPH → HELは、どちらもSAS運航です。
そのためFlying BlueのこのSweet Spotを、
「同じ航空会社なら後半区間が無料になる」
と理解するのは正しくありません。
Vietnam Airlinesでも同様の接続旅程を確認しましたが、Air France/KLMのような明確な通し価格のメリットは確認できませんでした。
現時点では、まず
Air FranceのCDG経由
KLMのAMS経由
を優先して探すのが分かりやすいです。
🛑 CDG/AMSの乗り継ぎをStopoverに変更
ここまでの2例は、通常の乗り継ぎだけでも十分使えるSweet Spotです。
さらにFlying Blueでは、CDG/AMSの乗り継ぎを24時間を超えるStopoverへ変更できます。
例えば、
JFK → CDG → BCN:60K Miles
という通し旅程を見つけた場合、Parisに数日滞在したければ、
JFK → CDG
と、数日後の
CDG → BCN
にそれぞれ特典航空券の空席があることを確認します。
その後、Flying Blueのカスタマーサービスに連絡し、
JFK → CDG【Stopover】→ BCN
として発券します。
この場合、必要マイル数はJFK → BCNという通し旅程の価格で計算され、Stopoverの日程によって税金・手数料が変わる場合があります。
KLMでも同じです。
SFO → AMS → FCO
を、
SFO → AMS【Stopover】→ FCO
に変更できます。
つまりAmsterdamで単なる乗り継ぎをする代わりに、数日滞在してからRomeへ向かうことができます。
Stopoverの発券は現在カスタマーサービス経由です。
日本から問い合わせる場合は、Air France日本公式の問い合わせページを利用できます。
流れはシンプルです。
安い通し旅程を探す → Stopover前後の空席を確認 → カスタマーサービスでStopoverを発券
🔍 CDG/AMSだけで検索しない
このSweet Spotでは、JFK → BCNやSFO → FCOという特定路線を覚える必要はありません。
大切なのは検索方法です。
例えば、
JFK → CDG
で安いAir France Business Classを見つけたら、さらに
JFK → BCN
JFK → FCO
JFK → PRG
などを検索します。
同じように、
SFO → AMS
が安ければ、
SFO → FCO
SFO → VIE
SFO → CPH
などを確認します。
後半区間を単独で検索した場合の必要マイル数は、最も重要な数字ではありません。
見るべきなのは、
出発地から最終目的地まで通しで検索したとき、Flying Blueがいくらで価格を出すか
です。
後半区間を追加しても必要マイル数が増えなければ、その後でCDG/AMSの乗り継ぎをStopoverに変更することを考えれば十分です。
💳 Flying Blueマイルの貯め方
Flying Blueは米国の主要なTransferable Pointsから移行しやすいのも強みです。American Express Membership Rewards、Chase Ultimate Rewards、Citi ThankYou Points、Capital One MilesからFlying Blueへ移行できます。
日本ではAmerican Express Membership RewardsやMarriott BonvoyからもFlying Blueマイルを用意できます。
Flying Blueは動的価格制なので、私は先に必要な旅程と特典航空券の空席を確認してからポイントを移行します。
🏁 Flying Blue米国-ヨーロッパSweet Spotsまとめ
Flying Blueの米国-ヨーロッパSweet Spotは、「必ず何万マイル得をする」という固定価格の話ではありません。
Flying Blueは動的価格制だからです。
本当に注目したいのは、
Air France/KLM自社便 + CDG/AMS + ヨーロッパの別都市
という組み合わせです。
今回の実測では、
JFK → CDG:60K
に対して、CDG → BCNを単独検索すると84Kでした。
しかし、
JFK → CDG → BCN:60K
のままです。
同じように、
SFO → AMS:60K
に対してAMS → FCOは単独で20K必要でしたが、
SFO → AMS → FCO:60K
でした。
一方、SASのAMS → CPH → HELでは、通し旅程でも前後2区間の必要マイル数がそのまま合計されました。
つまりFlying Blueでは、後半区間を単独検索した価格が高いからといって、その目的地を諦める必要はありません。
まず通し旅程を検索する。
Air France/KLMでCDG/AMSより先まで飛んでも必要マイル数が増えなければ、さらにStopoverを使ってParisやAmsterdamに滞在できます。
これがFlying Blueで米国からヨーロッパへ飛ぶときに、特に使いやすいSweet Spotです。





