
日本でホテル系クレジットカードを選ぶなら、Marriott Bonvoy American ExpressとHilton Honors American Expressは有力な選択肢です。
現在はそれぞれスタンダードとPremiumがあり、比較対象は次の4枚です。
- Marriott Bonvoy American Express Card
- Marriott Bonvoy American Express Premium Card
- Hilton Honors American Express Card
- Hilton Honors American Express Premium Card
同じホテル系Amexでも、MarriottとHiltonでは方向性がかなり違います。
Marriottは宿泊実績とポイントの使いやすさが強み。ホテルだけでなく航空マイルにも活用できます。一方、HiltonはGold / Diamond Statusと無料宿泊特典のわかりやすさが魅力です。
どのカードが向いているかは、普段泊まるホテル、年間カード利用額、そして航空マイルも貯めたいかによって変わります。
Marriott vs Hilton 4枚のクレジットカード比較
| 項目 | Marriott Amex | Marriott Premium | Hilton Amex | Hilton Premium |
|---|---|---|---|---|
| 年会費 | ¥34,100 | ¥82,500 | ¥16,500 | ¥66,000 |
| 基本ステータス | Gold Elite | Gold Elite | Gold Status | Gold Status |
| 上位ステータス | — | ¥5M → Platinum Elite | — | ¥2M → Diamond Status |
| 宿泊実績 | 5泊 | 15泊 | — | — |
| 無料宿泊 | ¥2.5M+継続 → 最大50K | ¥4M+継続 → 最大75K | ¥1.5M+継続 → 1泊 | 継続で1泊、¥3M+継続で2泊 |
| 通常利用 | 2 Points/¥100 | 3 Points/¥100 | 2 Points/¥100 | 3 Points/¥100 |
| ホテル利用 | 5 Points/¥100 | 6 Points/¥100 | 3 Points/¥100 | 7 Points/¥100 |
| 航空マイルへの移行 | 約40社 | 約40社 | メイン用途ではない | メイン用途ではない |
| 向いている人 | Marriott+マイル | Marriottメイン | 手軽にHilton Gold | Hilton Diamond狙い |
MarriottとHiltonの大きな違い
Marriott:ホテルにもマイルにも使える
Marriott Bonvoyの強みは、ポイントの使い道が広いことです。
ホテルの無料宿泊だけでなく、約40社の航空会社のマイレージプログラムへポイントを移行できます。
多くの航空会社では、60,000 Marriott Pointsをまとめて移行すると、
60,000 Marriott Points → 20,000 Miles+5,000 Bonus Miles=25,000 Miles
となります。
Marriott Premiumの通常利用は**¥100=3 Points**なので、この比率でマイルへ移行すると、
¥100 ≈ 1.25 Miles
となります。
日本では米国ほど自由度の高いトランスファーポイントが多くないため、ホテルにも航空マイルにも使えるMarriott Pointsは貴重な存在です。
Hilton:ステータスと無料宿泊がわかりやすい
Hiltonは、ポイントを航空マイルへ移行するよりも、ホテル特典をそのまま活用するカードと考えたほうがわかりやすいです。
2枚ともカードを持つだけでHilton Honors Gold Statusが付与されます。
Premiumならさらに、
年間¥2M利用 → Diamond Status
カード継続 → Weekend Free Night Reward 1泊
¥3M利用+継続 → 最大2泊
を狙えます。
つまり、両シリーズの違いをシンプルにまとめると、
Marriott → 宿泊実績+ポイントの柔軟性
Hilton → Gold / Diamond+無料宿泊
となります。
4枚のカードはどんな人に向いている?
Marriott Bonvoy American Express Card
Marriott Pointsを貯めながら、航空マイルへの移行もしたい方に向いています。
Gold Eliteと年間5泊分の宿泊実績が付与され、年間¥2.5M利用+カード継続で最大50KのFree Night Awardを獲得できます。
Premiumの¥4M~¥5Mという利用条件まで届かないなら、スタンダードカードのほうが特典を活かしやすいでしょう。
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Marriott Bonvoy American Express Premium Card
Marriottをメインに利用し、航空マイルも貯めたい方に向いています。
年間15泊分の宿泊実績は、Platinum / Titaniumを目指す場合に大きなメリットになります。
年間¥4M利用+継続で最大75KのFree Night Award、¥5M利用ならPlatinum Eliteも狙えます。
Marriottをメインのホテルプログラムにするなら、4枚の中では最も総合力の高いカードです。
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Hilton Honors American Express Card
できるだけ低いコストでHilton Gold Statusを持ちたい方に向いています。
カードを持つだけでGold Statusが付与され、年間¥1.5M利用+継続でWeekend Free Night Rewardを1泊分獲得できます。
Hiltonには年に数回泊まる程度で、Diamondまでは必要ないなら、スタンダードカードで十分でしょう。
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Hilton Honors American Express Premium Card
Hiltonをよく利用し、年間¥2M~¥3Mを無理なく決済できる方に向いています。
重要な条件は非常にシンプルです。
¥2M → Diamond Status
カード継続 → 無料宿泊1泊
¥3M+継続 → 最大2泊
この利用額を普段の決済だけで達成できるかどうかが、Premiumを選ぶ大きな判断基準になります。
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Marriott Premium+Hilton Premiumの2枚持ちはアリ?
条件が合えば十分アリです。
2枚の年会費を合計すると、
¥82,500+¥66,000=年間¥148,500
になります。
決して安くありませんが、2枚のPremiumは役割が完全に重複しているわけではありません。
Marriott Premium → 宿泊実績+Marriott会員資格+航空マイル
Hilton Premium → Hilton Diamond+Weekend Free Night
そのため、MarriottとHiltonの両方を利用する人なら、意外と相性のいい組み合わせです。
MarriottをメインにしてHilton Diamondも持つ
2枚持ちで最もわかりやすいのがこのパターンです。
Marriott Premiumの年間15泊分の宿泊実績を利用して、MarriottではPlatinum / Titaniumを目指します。
一方、Hilton Premiumに年間**¥2M**を決済してDiamond Statusを取得します。
結果として、
Marriott → メインのホテル会員資格+航空マイル
Hilton → Diamond Status+無料宿泊
という2つの役割を持たせられます。
Marriottをメインにしながら、ConradやWaldorf Astoriaなどを利用するときにはHilton Diamondを使う、といった運用もしやすくなります。
年間利用額が高い人ほど2枚持ちしやすい
2枚持ちで一番注意したいのは、年会費よりも利用額が分散することです。
Hilton Premiumには、
¥2M → Diamond
¥3M → 2泊目の無料宿泊
Marriott Premiumには、
¥4M → Free Night Award
¥5M → Platinum Elite
という利用条件があります。
年間カード利用額が¥2M~¥3M程度しかない場合、2枚に分けてしまうと、どちらの重要な条件も達成できない可能性があります。
この場合はPremiumを1枚に絞って決済を集中させるほうが効率的です。
Premium 2枚の利用額はどう振り分ける?
年間カード利用額が十分にあるなら、均等に使う必要はありません。
自分にとって価値の高い特典から順番に狙います。
例えばHilton Diamondを優先するなら、
Hilton Premium → ¥2M:Diamond Status
2泊目の無料宿泊も欲しいなら、
Hilton Premium → ¥3M:2泊目のWeekend Free Night
その後Marriottへ決済を移し、
Marriott Premium → ¥4M:Free Night Award
さらにMarriott Platinumも必要なら、
Marriott Premium → ¥5M:Platinum Elite
という考え方ができます。
ただし、特典を取るためだけに無理に決済額を増やす必要はありません。
自分が普段使う金額の中で、どの条件まで自然に達成できるかを基準に選ぶのが一番です。
Premium 2枚持ちが向いていない人
MarriottまたはHiltonのどちらか一方にしか泊まらないなら、基本的にPremiumを2枚持つ必要はありません。
また、年間カード利用額がそれほど多くない場合も、2枚に分散させるより1枚に集中したほうが特典を取りやすくなります。
選び方をまとめると非常にシンプルです。
| 目的 | おすすめ |
|---|---|
| 低コストでHilton Gold | Hilton Honors American Express Card |
| Marriott+航空マイル | Marriott Bonvoy American Express Card |
| Marriottをメインに利用 | Marriott Bonvoy American Express Premium Card |
| カード利用でHilton Diamond | Hilton Honors American Express Premium Card |
| Marriott・Hilton両方をよく利用+年間決済額が多い | Marriott Premium+Hilton Premium |
まとめ
日本のMarriott vs Hilton クレジットカードは、どちらが絶対に優れているというより、目的によって選ぶカードが変わります。
手軽にHilton Goldを持ちたいならHilton Honors American Express Card。
ホテルだけでなく航空マイルも貯めたいならMarriott Bonvoy American Express Card。
Premiumになると、さらに方向性が明確です。
Marriott Premium → 宿泊実績+上級会員+航空マイル
Hilton Premium → Diamond Status+最大2泊の無料宿泊
そしてMarriottとHiltonの両方をよく利用し、年間カード利用額も十分にあるなら、Marriott Premium+Hilton Premiumの2枚持ちも十分選択肢になります。
ただし、大切なのはPremiumカードを何枚持っているかではありません。
年会費を払って得られる特典を、自分の旅行スタイルで実際に使い切れるか。
ここを基準に選ぶのが、4枚の中から自分に合ったカードを見つける一番シンプルな方法です。





