
ANAマイルを効率よく貯めるには、どのクレジットカードを使うべきなのでしょうか。
日本ではANA Visa/MastercardやANA American Expressなどの提携カードが中心ですが、アメリカ発行のAmerican Expressでは、Membership Rewards(MR)をANAマイルに移行する方法もあります。
両国ではポイントの貯まり方や移行条件が異なるため、単純に還元率だけで比較することはできません。
この記事では、日本とアメリカのクレジットカードを対象に、通常利用でのANAマイル還元率、ボーナスカテゴリー、ポイント移行の仕組みを比較します。
⭐ ANAマイル還元率比較|日本・アメリカのクレジットカード
| 発行国 | クレジットカード | 通常利用 | 主な高還元カテゴリー | ANAマイルへの移行 |
|---|---|---|---|---|
| アメリカ | Amex Green | $1=1 MR | 旅行・交通・飲食 3X | MR → ANA |
| アメリカ | Amex Gold | $1=1 MR | 対象飲食店・米国スーパー 4X | MR → ANA |
| アメリカ | Amex Platinum | $1=1 MR | 対象航空券 5X | MR → ANA |
| 日本 | ANA Visa/Mastercard 一般 | 200円=1マイル | 2倍コース利用で200円=2マイル | Vポイント → ANA |
| 日本 | ANA ワイドカード | 200円=1マイル | 2倍コース利用で200円=2マイル | Vポイント → ANA |
| 日本 | ANA ワイドゴールドカード | 200円=2マイル | ANA航空券購入時の優遇 | Vポイント → ANA |
| 日本 | ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 200円=3マイル | ANA航空券購入時の優遇 | Vポイント → ANA |
| 日本 | ANA American Express | 100円=1ポイント | ANAグループ利用 | ポイント → ANA |
| 日本 | ANA American Express Gold | 100円=1ポイント | ANAグループ利用 | ポイント → ANA |
| 日本 | ANA American Express Premium | 100円=1ポイント | ANAグループ利用 | ポイント → ANA |
| 日本 | Amex Green | 100円=1 MR | 対象サービスの優遇 | MR → ANA |
| 日本 | Amex Gold Preferred | 100円=1 MR | 対象サービスの優遇 | MR → ANA |
| 日本 | Amex Platinum | 100円=1 MR | 対象サービスの優遇 | MR → ANA |
※通常利用の数値は基本的なポイント付与・マイル換算を示しています。ポイント移行コースへの登録、対象外取引、ボーナスカテゴリーの条件などはカードごとに異なります。
🇯🇵 日本のANA Visa/Mastercard|通常利用の還元率を比較
ANA Visa/Mastercardは三井住友カードが発行しており、一般カード、ワイドカード、ワイドゴールドカード、プラチナ プレミアムカードなどの種類があります。
通常利用でのマイル還元率に大きな差があり、年間利用額によって適したカードが変わります。
一般カード・ワイドカード|2倍コースの活用
一般カードとワイドカードでは、通常のポイント移行レートは200円につき1 ANAマイル相当です。
2倍コースを利用すると、200円につき2 ANAマイル相当となり、還元率を1.0%に引き上げられます。
ただし、2倍コースには別途費用が発生するため、年間利用額と移行するマイル数を考慮する必要があります。
ワイドゴールドカード|通常利用で1.0%
ANAワイドゴールドカードは、通常利用で200円につき2 ANAマイル相当を獲得できます。
一般カードのように別途2倍コースの費用を支払う必要がないため、日常決済を中心にANAマイルを貯めたい人にとって、比較しやすい選択肢です。
プラチナ プレミアムカード|通常利用で1.5%
ANA VISAプラチナ プレミアムカードは、通常利用200円につき3 ANAマイル相当を獲得できます。
100円につき1.5 ANAマイル相当という還元率は、一般的なANA提携カードよりも高い水準です。
年間200万円の対象決済で、通常利用分だけでも約30,000 ANAマイル相当になります。
カードの種類や移行コースの違いは、ANA Visa/Mastercard完全ガイドで詳しく解説しています。
💳 日本のANA American Express|ANA航空券の購入に注目
日本発行のANA American Expressには、一般カード、ゴールドカード、プレミアムカードがあります。
通常利用では、いずれも100円につき1ポイントが基本です。
カードごとの大きな違いは、ANAグループでの利用特典、ポイント移行条件、搭乗ボーナスマイルなどにあります。
ANA American Express
一般カードは、日常のカード決済でポイントを貯め、ANAマイルに移行する仕組みです。
ポイントをANAマイルへ移行するには、所定のポイント移行コースへの登録が必要です。
ANA American Express Gold
ゴールドカードは、一般カードと同じ通常利用の基本ポイント付与率を持ちながら、ANAグループ利用時の特典が充実しています。
ANA航空券を定期的に購入する人は、通常利用だけでなくANA関連決済での獲得マイルも比較する必要があります。
ANA American Express Premium
プレミアムカードは、ANAグループ利用や搭乗関連の特典がさらに充実した上位カードです。
ただし、通常の買い物における基本ポイント付与率だけを見ると、ゴールドカードとの差は大きくありません。
そのため、ANA航空券の購入頻度が重要な比較ポイントになります。
🇺🇸 アメリカのAmex|ANAマイルを効率よく貯める方法
アメリカ発行のAmerican Expressでは、Membership RewardsをANA Mileage Clubへ移行できます。
日本のANA提携カードとは異なり、普段はMRポイントとして保有し、ANAマイルが必要になったタイミングで移行する運用が可能です。
Amex Green|旅行・交通・飲食で3X
アメリカのAmex Greenは、対象となる旅行、交通、レストラン利用で3倍のMRポイントを獲得できます。
ホテル、電車、タクシー、飲食店などの支出が多い人に適したカードです。
対象カテゴリーで$1,000利用すると、3,000 MRポイントを獲得できます。
Amex Gold|飲食店・米国スーパーで4X
アメリカのAmex Goldは、対象レストランと米国内スーパーマーケットで4倍のMRポイントを獲得できます。
それぞれ年間利用上限などの条件がありますが、日常の食費をANAマイルに変える方法として効率的です。
対象カテゴリーで$2,500利用すると、10,000 MRポイントになります。
Amex Platinum|対象航空券で5X
アメリカのAmex Platinumは、航空会社への直接予約など、対象となる航空券購入で5倍のMRポイントを獲得できます。
対象航空券を$2,000購入すると、10,000 MRポイントを獲得できます。
一方、通常の買い物は基本1Xのため、航空券以外の決済ではGreenやGoldのほうが効率的な場合があります。
🔄 日米Membership Rewards|ANAマイル移行の違い
アメリカと日本のAmerican Expressは、同じMembership Rewardsという名称でも、ポイントの獲得方法やANAへの移行条件が異なります。
| 比較項目 | アメリカ発行Amex | 日本発行Amex |
|---|---|---|
| 基本ポイント付与 | $1=1 MR | 100円=1 MR |
| ANAマイル移行 | 1:1 | 所定コース加入時1:1 |
| ANAへの年間移行上限 | 日本と同じ40,000マイル制限なし | 年間40,000マイル |
| 主な強み | 対象カテゴリーで3X~5X | 日本国内での利用とANA関連特典 |
| ポイント運用 | 必要時に航空会社へ移行 | 移行コース・上限に注意 |
日本のMRは年間移行上限に注意
日本発行の一般American Express Membership Rewardsでは、ANAマイルへの年間移行上限が40,000マイルに設定されています。
そのため、毎年大量のポイントを獲得する場合でも、ANAへの移行には制約があります。
一方、アメリカ発行のMRでは、日本と同じ年間40,000マイルの制限がないため、大量のポイントをANAマイルへ移行する戦略を立てやすくなっています。
ただし、ポイント移行は原則として取り消せないため、ANAの特典航空券の空席状況を確認してから移行することが重要です。
📊 ANAマイル10,000マイルを貯めるには?
日本のカードでは、通常利用の還元率によって必要な決済額が大きく変わります。
| 日本のカード | 通常還元率 | 10,000マイル相当までの利用額 |
|---|---|---|
| ANA Visa/Mastercard 通常コース | 0.5% | 200万円 |
| ANA Visa/Mastercard 2倍コース | 1.0% | 100万円 |
| ANA ワイドゴールド | 1.0% | 100万円 |
| ANA VISAプラチナ プレミアム | 1.5% | 約66.7万円 |
| ANA American Express系 | 1.0%相当 | 100万円 |
※ボーナスポイント、年間利用特典、ANA航空券購入時の追加還元などは含みません。
アメリカのカードでは、対象カテゴリーのMR獲得倍率によって必要な利用額が変わります。
| アメリカのカード・カテゴリー | MR倍率 | 10,000 MR獲得に必要な利用額 |
|---|---|---|
| 通常利用 | 1X | $10,000 |
| Amex Green 対象カテゴリー | 3X | 約$3,334 |
| Amex Gold 対象カテゴリー | 4X | $2,500 |
| Amex Platinum 対象航空券 | 5X | $2,000 |
ドルと円は通貨が異なるため、この2つの表は直接比較するものではありません。
それぞれの国で、どのような支出をすると効率よくANAマイルを獲得できるかを示しています。
👤 どのANAマイル獲得方法が向いている?
日本で日常決済が多い人
ANAワイドゴールドカードは、通常利用で1.0%相当のANAマイルを獲得できます。
より高い基本還元率を求める場合は、ANA VISAプラチナ プレミアムカードの1.5%相当も比較対象になります。
ANA航空券を頻繁に購入する人
ANA American Express GoldやPremiumは、ANAグループ利用時の特典を重視する人に向いています。
通常の買い物だけでなく、年間のANA航空券購入額も含めて比較することが重要です。
アメリカで外食・旅行支出が多い人
Amex Goldの対象飲食店4X、Amex Greenの旅行・交通3Xは、MRポイントを効率よく積み上げられるカテゴリーです。
ANAマイルへ移行する前に、ポイントを柔軟に保有できる点もメリットです。
ANA以外の航空会社も利用する人
ANAマイルに直接移行する方法だけでなく、複数の航空会社へ移行できるポイントプログラムも比較すると、特典航空券の選択肢が広がります。
日本発行カードのポイント活用方法は、日本のクレジットカードから航空マイルへの交換ガイドとあわせて検討できます。
🏁 まとめ|ANAマイルを最速で貯めるカードは?
日本の通常利用でANAマイルを効率よく貯めるなら、ANA VISAプラチナ プレミアムカードの1.5%相当が有力な選択肢です。
一方、ANAワイドゴールドカードは1.0%相当の還元率を持ち、一般カードの2倍コースとは異なるコスト構造で利用できます。
ANA航空券の購入が多い場合は、ANA American Express GoldやPremiumも比較する価値があります。
アメリカでは、Amex Goldの対象カテゴリー4X、Amex Greenの旅行・交通3X、Amex Platinumの対象航空券5Xを活用することで、ANAへ移行できるMRポイントを効率よく獲得できます。
最も重要なのは、還元率だけでなく、年間利用額、ポイント移行条件、そして実際に予約できるANA特典航空券の空席状況まで考慮することです。









