
アメリカに住む日本人にとって、American Express Platinum Card はかなり面白い比較対象です。
同じ Platinum Card でも、U.S. Platinum は豊富な年間 Credits、対象航空券などでの最大5X MR、海外利用手数料0%が強み。一方、Japan Platinum は高額利用特典、Premium Free Stay Gift、最大4枚の無料 Family Card に加えて、アメリカでのドル決済でも対象取引なら最大3X MRを獲得できるという特徴があります。
つまり、アメリカ在住だから必ず U.S. Platinum が有利とは限りません。
この記事では入会特典や期間限定キャンペーンを除外し、長期保有できる継続特典だけで比較します。ANA、JALなどへのポイント移行については、別の「アメリカ vs 日本 Membership Rewards 比較」で詳しく解説します。
U.S. vs. Japan Platinum 基本比較
| 項目 | U.S. Platinum | Japan Platinum |
|---|---|---|
| 年会費 | US$895 | ¥165,000 |
| 無料追加カード | Companion Platinum | Family Card 最大4枚無料 |
| フル機能の Platinum 追加カード | /枚 | Family Card 最大4枚無料 |
| 基本 MR | US$1 = 1 MR | ¥100 = 1 MR |
| 主な MR ボーナス | 対象航空券/Amex Travel 最大5X | 対象外貨決済 最大3X |
| 海外利用手数料 | 0% | 3.5% |
| Priority Pass | 本人+同伴者2名無料 | 本人+同伴者1名無料 |
| Centurion Lounge | 本人無料・同伴者は原則有料 | 本人+同伴者1名無料* |
| Fine Hotels + Resorts | ✓ | ✓ |
| Hilton Honors Gold | ✓ | ✓ |
| Marriott Bonvoy Gold Elite | ✓ | ✓ |
| 主なホテル特典 | 最大US$600 Hotel Credit | Premium Free Stay Gift 1~2泊 |
| 主な年間 Credits | 多数の年間 Credits | 最大¥100,000 Airline+¥40,000 Dining |
| 向いている人 | Credits・個人利用 | 高額利用・MR獲得・家族利用 |
* Centurion Lounge の同伴者条件は利用するラウンジおよび適用規約によって異なる場合があります。
アメリカで使うなら Japan Platinum は最大3X MR
アメリカ在住という前提で考えると、Japan Platinum のかなり面白いポイントが米ドル決済です。
| アメリカでの利用 | U.S. Platinum | Japan Platinum |
|---|---|---|
| 通常のMR還元 | 1X MR | 対象決済 最大3X MR |
| Japan Platinum換算 | — | ¥100相当 = 最大3 MR |
| 1 MRあたりの利用額 | — | 約¥33.3 |
| 海外利用手数料 | 0% | 3.5% |
| 最大の特徴 | 手数料なし | MRを高速で貯められる |
Japan Platinum は日本国内の通常利用なら ¥100 = 1 MR。
しかし対象プログラムへの登録後、アメリカでの米ドル決済が対象外貨取引として認められれば、¥100相当につき最大3 MRを獲得できます。
つまり、日本国内で普通に使う場合と比較すると、アメリカで最大3倍のスピードでMRを貯めることができます。
¥100 = 3 MR なので、単純計算では:
約¥33.3の利用 = 1 MR
これはアメリカ在住の日本人にとって、Japan Platinum を持つ大きな理由のひとつです。
ただし無料で3Xになるわけではありません。
Japan Platinum の外貨決済には3.5%の海外利用手数料が発生します。
そのため考え方は非常にシンプルです。
コスト重視 → U.S. Platinum
MR獲得スピード重視 → Japan Platinum
U.S. Platinum は海外利用手数料0%なので、余計なコストをかけずに海外で使えます。
一方、Japan Platinum は3.5%を支払ってでも最大3X MRを高速で貯める価値があるかが判断基準になります。
U.S. Platinum|アメリカ生活なら Credits を使いやすい
U.S. Platinum の最大の特徴は、豊富な年間 Credits です。
| 主な年間 Credit | 最大金額 |
|---|---|
| Hotel Credit | US$600 |
| Resy Credit | US$400 |
| Digital Entertainment Credit | US$300 |
| lululemon Credit | US$300 |
| Airline Fee Credit | US$200 |
| Uber Cash | US$200 |
| Uber One Credit | US$120 |
| Walmart+、CLEAR+ など | 別途 |
アメリカに住んでいると、このカードの強さをかなり実感しやすくなります。
普段から Uber を利用し、Resy 対象レストランへ行き、対象の動画・音楽サービスを契約し、FHR/THC を利用する人なら、多くの Credits を自然に消化できます。
この場合、Credits だけで実質的な保有コストをほぼ相殺し、利用状況によってはそれ以上の価値を得ることも可能です。
ただし、使わないサービスの Credit まで100%の価値として計算するのはおすすめしません。
U.S. Platinum は、自分のアメリカでの生活スタイルと Credits が一致するほど強くなるカードです。
Japan Platinum|¥5M利用で価値が大きく上がる
Japan Platinum は U.S. Platinum のように大量の Credits を細かく使うタイプではなく、重要な特典が比較的集中しています。
| 主な特典 | 最大価値 |
|---|---|
| Airline Credit | ¥100,000 |
| Global Dining Cashback | ¥40,000 |
| Premium Free Stay Gift | 1~2泊 |
更新すると Premium Free Stay Gift 1泊分を獲得できます。
さらに年間利用額が ¥5M に達すると、¥100,000 Airline Credit に加えて、Premium Free Stay Gift がもう1泊追加されます。
Global Dining Cashback の最大 ¥40,000 と合わせると、金額が明確な Credits だけでも最大:
¥140,000
さらに最大2泊の Premium Free Stay Gift が加わります。
そのため年間 ¥5M をもともと利用する人なら、Credits で保有コストの大部分を回収し、無料宿泊まで含めれば総合的な価値が上回りやすくなります。
そしてアメリカ在住者の場合、¥5Mを日本国内で使う必要はありません。
対象となる米ドル決済を Japan Platinum に集約すれば、年間利用額を積み上げながら最大3X MRも狙えるため、「¥5M達成」と「MR高速獲得」を同時に進められるのが面白いところです。
Priority Pass と Centurion Lounge
両カードとも American Express Global Lounge Collection を利用できますが、同伴者条件は異なります。
| Lounge 特典 | U.S. Platinum | Japan Platinum |
|---|---|---|
| Priority Pass 本人 | 無料 | 無料 |
| Priority Pass 同伴者 | 2名まで無料 | 1名無料 |
| Centurion Lounge 本人 | 無料 | 無料 |
| Centurion Lounge 同伴者 | 原則有料 | 1名無料* |
| Centurion 特別条件 | 年間US$75K達成後、2名まで無料 | — |
| 家族利用 | ○ | ◎ |
Priority Pass だけを見ると、U.S. Platinum が有利です。本人に加えて最大2名まで無料なので、3人で旅行するときにも使いやすい設計です。
一方、U.S. Platinum の Centurion Lounge は本人無料ですが、同伴者は原則有料。年間の対象利用額が US$75,000 に達すると、最大2名まで無料になります。
Japan Platinum は Priority Pass で同伴者1名、Centurion Lounge でも適用条件下で同伴者1名が無料。
ただし家族旅行で本当に大きな差になるのは、Guest Policy よりも Family Card です。
Family Card|家族利用なら Japan Platinum
U.S. Platinum には無料の Companion Platinum がありますが、フル機能の Additional Platinum と同じ特典ではありません。
家族にもより広い Platinum の旅行特典を持たせる場合、Additional Platinum のコストを考える必要があります。
Japan Platinum は最大4枚の Family Card が無料です。
夫婦だけでなく、家族全体で Platinum の旅行・ホテル・Lounge 特典を活用する場合、この差は非常に大きくなります。
アメリカ在住でも、日本に家族がいる人や家族で頻繁に旅行する人なら、Japan Platinum を維持する理由になります。
個人利用なら U.S. Platinum、家族全体で使うなら Japan Platinum の方が有利です。
アメリカ vs 日本 Platinum ランキング
| 比較項目 | 🥇 1位 | 🥈 2位 |
|---|---|---|
| 個人利用 | U.S. | Japan |
| 家族/追加カード | Japan | U.S. |
| Creditsで保有コストを回収 | U.S. | Japan |
| 高額決済 | Japan | U.S. |
| 海外決済コスト | U.S. | Japan |
| アメリカでのMR獲得スピード | Japan | U.S. |
| 航空券のMR獲得 | U.S. | Japan |
| Priority Pass 同伴者 | U.S. | Japan |
| Centurion Lounge 家族利用 | Japan | U.S. |
| 無料宿泊 | Japan | U.S. |
結論
アメリカに住む日本人という視点で比較すると、この2枚は単純な「アメリカ版 vs 日本版」ではありません。
U.S. Platinum は「Credits+低コスト海外決済型」。 アメリカで生活していると Uber、Resy、Digital Entertainment などの Credits を自然に使いやすく、実質的な保有コストを大きく下げられます。さらに海外利用手数料0%、対象航空券などで最大5X MRという強みがあります。
Japan Platinum は「MR高速獲得+高額利用+家族型」。 アメリカでの対象ドル決済なら最大3X MRを狙えるため、日本国内の通常利用より最大3倍のスピードでMRを貯められます。3.5%の海外利用手数料はかかりますが、年間 ¥5M を目指すなら、その決済を使って Airline Credit と2泊目の Premium Free Stay Giftまで同時に狙えるのが面白いところです。
手数料を払わず効率よく使うなら U.S. Platinum。3.5%を許容してMRを高速で貯め、高額利用特典まで狙うなら Japan Platinum。
私がアメリカ在住で1枚だけ選ぶなら、普段使いのしやすさから U.S. Platinum。
ただし年間 ¥5M を無理なく使えて、MRを積極的に貯め、家族でも特典を使うなら、アメリカに住んでいるからこそ Japan Platinum を持つという選択もかなり面白いと思います。





