ALL Accor完全攻略|会員ステータス・ポイント・ホテルブランド
ALL Accorは、Accor(アコー)が展開するホテルロイヤルティプログラムです。
Raffles、Fairmont、Sofitelといったラグジュアリーホテルから、Novotel、Mercure、ibisまで幅広いブランドが参加しており、現在は45ブランド、110カ国以上、4,500軒以上のホテルが参加しています。
日本国内にもAccor系列ホテルがありますが、ALL Accorの魅力がさらに大きくなるのは海外旅行です。特にアジア太平洋、ヨーロッパ、中東では選択肢が多く、日本から海外へ旅行する人にとって知っておきたいホテルプログラムのひとつです。
ALL Accorを理解するうえで、最初に覚えておきたいのが2種類のポイントです。
Reward Points(リワードポイント)→ 宿泊などに使えるポイント
Status Points(ステータスポイント)→ 会員ステータスを決めるポイント
この2つを分けて考えると、ALL Accorの仕組みはそれほど複雑ではありません。
ALL Accor 基本情報
ALL Accorとは?
ALL AccorはAccorの無料ホテルロイヤルティプログラムです。
入会すると**Classic(クラシック)**からスタートし、対象ホテルへの宿泊などでReward Points、Status Points、Status Nightsを獲得できます。
Reward PointsとStatus Pointsは名前が似ていますが、役割はまったく異なります。
Reward Points = 使うポイント
Status Points = ステータスを上げるポイント
Reward Pointsをホテル宿泊に使っても、Status Pointsが減ることはありません。

ALL Accor ホテルブランド
ALL Accorの特徴のひとつが、非常に幅広いホテルブランドです。
高級ホテルだけでなく、出張や短期旅行で利用しやすいミッドスケール、エコノミーホテルまで同じALL Accorアカウントで利用できます。

ALL Accorの入会方法
ALL Accorは無料で入会できます。
入会後はClassicステータスとなり、対象となる宿泊からReward PointsやStatus Pointsを貯められます。
Classicでもメンバー料金やプレミアムWi-Fiなどの基本特典があります。
ALL Accor 会員ステータス
ALL Accorには、一般会員が到達できる5つの主要ステータスがあります。
| ステータス | 達成条件 |
|---|---|
| Classic | ALL Accorに入会 |
| Silver | 10泊 または 2,000 Status Points |
| Gold | 30泊 または 7,000 Status Points |
| Platinum | 60泊 または 14,000 Status Points |
| Diamond | 26,000 Status Points |
Silver、Gold、Platinumまでは、宿泊数またはStatus Pointsのどちらかで到達できます。
一方、Diamondには宿泊数だけで到達するルートがなく、26,000 Status Pointsが必要です。
さらにDiamondの上には、招待制のLimitlessがあります。
ALL Accor Silver
Silverの条件は、
10 Status Nights
または
2,000 Status Points
です。
Classicの特典に加えて、ウェルカムドリンク、プライオリティデスク、レイトチェックアウトなどが利用できます。
ALL Accor Gold
Goldの条件は、
30 Status Nights
または
7,000 Status Points
です。
Silverよりさらにホテル滞在時の特典が充実し、客室アップグレードなどの特典が加わります。
Accorを定期的に利用する人にとって、Goldからステータスのメリットを感じやすくなります。
ALL Accor Platinum
Platinumの条件は、
60 Status Nights
または
14,000 Status Points
です。
Platinumになると、Suite Night Upgradeなど上位会員向けの特典が利用できるようになります。
特に日本からアジア太平洋地域へ旅行する人にとって、Platinumは注目したいステータスです。
ALL Accor Diamond
Diamondには、
26,000 Status Points
が必要です。
Silver~Platinumとは異なり、宿泊数だけでは取得できません。all.accor.com
ALL Accorを年間を通して頻繁に利用する人向けの最上位クラスのステータスです。
ALL Accor Limitless
LimitlessはDiamondより上に設定されている招待制ステータスです。
一般的な宿泊数やStatus Pointsの達成だけで申し込めるステータスではありません。
そのため、通常のALL Accor会員にとってはDiamondが実質的な最上位目標となります。
ALL Accor Suite Night Upgrade
上位ステータスでは、Suite Night Upgradeを利用できます。
対象ホテルで条件を満たした場合、対象となる上位客室やスイートへのアップグレードに利用できる特典です。
すべてのホテル・客室が対象になるわけではないため、実際に利用するときは対象ホテルや利用条件を確認するのがおすすめです。
ALL Accor Reward Points
Reward Pointsは、ALL Accorで実際に使えるポイントです。
多くの参加ブランドでは、Classic会員の場合、対象となる**€10の利用につき25 Reward Points**が基本となります。
ステータスが上がると獲得数も増加します。
| ステータス | €10利用時のReward Points* |
|---|---|
| Classic | 25 |
| Silver | 31 |
| Gold | 37 |
| Platinum | 44 |
| Diamond | 50 |
*一部ブランドでは異なる獲得率が設定されています。
クレジットカードポイントからALL Accorへ移行
ALL Accor Reward Pointsは、アメリカの一部のクレジットカードポイントから移行することもできます。
| ポイントプログラム | ALL Accor Reward Points |
|---|---|
| Citi ThankYou Points | 1,000 → 500ポイント |
| Capital One Miles | 1,000 → 500ポイント |
| Bilt Rewards | 3,000 → 2,000ポイント |
アメリカでは、Citi ThankYou PointsとCapital One Milesから1,000ポイント → 500 ALL Accor Reward Points、Bilt Rewardsからは3,000ポイント → 2,000 Reward Pointsで移行できます。
ALL Accorでは、2,000 Reward Points = €40として対象となるホテル料金の支払いに利用できるため、移行前にポイントの価値を比較しやすいのが特徴です。
これらのポイントは航空会社を含むほかのプログラムにも移行できるため、Accorでの宿泊予定が決まってから必要な分だけ移行するのが基本です。
ALL Accor Reward Pointsの価値
ALL AccorのReward Pointsは、価値を計算しやすいのが特徴です。
基本となる価値は、
1,000 Reward Points = €20
です。Accor公式では1,000ポイントから宿泊料金の一部に利用できます。
つまり、
| Reward Points | 基準価値 |
|---|---|
| 1,000 | €20 |
| 2,000 | €40 |
| 5,000 | €100 |
| 10,000 | €200 |
| 20,000 | €400 |
1ポイントあたりでは、基本的に**€0.02**として考えられます。
Reward Pointsの貯め方
Reward Pointsはホテル宿泊だけでなく、対象となるサービスや提携パートナーでも獲得できます。
代表的なのは、
ホテル宿泊
レストラン・バー
アクティビティ
航空会社
レンタカー
提携サービス
などです。
Reward Pointsの使い方
最も分かりやすい使い方は、Accorホテルの対象となる宿泊料金への充当です。
基本は、
1,000 Reward Points = €20
として利用できます。
価値が比較的明確なので、ポイントを使う際の計算がしやすいホテルプログラムです。
ALL Accor Status Points
Status Pointsは、Reward Pointsとは別のポイントです。
覚え方はシンプルです。
Reward Points → 使う
Status Points → ステータスを上げる
Status Pointsを貯めることでSilver、Gold、Platinum、Diamondへとステータスが上がります。
主な基準は、
Silver → 2,000
Gold → 7,000
Platinum → 14,000
Diamond → 26,000
です。
ALL Accor Reward Pointsの有効期限
Reward Pointsには有効期限があります。
ただし、対象となる新しいReward Pointsを獲得すると、保有しているReward Points残高の有効期限も延長されます。
Accorを頻繁に利用しない場合は、ポイント残高だけでなく最終加算時期も確認しておくと安心です。
ALL Accor Pointsは航空マイルに交換できる?
ALL Accorは複数の航空会社と提携しており、Reward Pointsを航空マイルへ交換できます。
日本の利用者にとって特に分かりやすいのがJAL Mileage Bankです。
現在の交換レートは、
4,000 Reward Points → 2,000 JAL miles
です。
ほかにもFlying Blue、KrisFlyer、United MileagePlus、Emirates Skywards、Qatar Airways Privilege Clubなど多数の航空プログラムと提携しています。
ただし、航空会社によって交換比率は異なります。
Reward Pointsには1ポイント ≒ €0.02という明確な基準価値があるため、マイルへ移行するときは、ホテルでそのまま使った場合の価値と比較してから判断するのが基本です。
ALL Accor+
ALL Accor+は、無料のALL Accor会員とは別に提供されている有料サブスクリプションです。
プランによってホテル料金の割引、Status Nights、レストラン特典などが付帯します。
日本からAccorホテルを頻繁に利用する場合、特にアジア太平洋地域への旅行が多い人は、通常の無料会員だけでなくALL Accor+の特典も確認する価値があります。
ALL Signature
ALL SignatureもALL Accorの有料サブスクリプションサービスです。
ALL Accor+がホテル割引などを含む旅行特典を中心としているのに対し、ALL Signatureではプランに応じてReward PointsやStatus Pointsなどを定期的に獲得できます。
ホテル宿泊だけではステータス条件に届きにくい場合には、仕組みを確認しておきたいサービスです。
中国のAccor有料会員
中国では、通常のALL Accorとは別に中国市場向けの有料会員プログラムも展開されています。
対象ホテルでの宿泊割引、レストラン、スパ、Status Nightsなど、中国のAccorホテルを頻繁に利用する旅行者向けの特典が用意されています。
日本から中国へ出張・旅行する機会が多く、Accor系列ホテルを利用する場合には確認しておきたいプログラムです。
ALL Accorのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ラグジュアリーからエコノミーまでブランドが豊富 | Reward PointsとStatus Pointsが最初は分かりにくい |
| アジア太平洋・ヨーロッパで使いやすい | ブランドによってポイント獲得率が異なる |
| Reward Pointsの価値が分かりやすい | Diamondは宿泊数だけでは取得できない |
| JALなど航空マイルへ交換可能 | 航空会社ごとに交換レートが異なる |
| 日本Amex MRからポイント移行可能 | 有料会員は利用頻度によって価値が変わる |
ALL Accorはどんな人におすすめ?
日本在住者の場合、ALL Accorは特に次のような人と相性が良いプログラムです。
日本国内のAccorホテルを利用する人
アジア太平洋地域への旅行が多い人
ヨーロッパ旅行が多い人
Raffles・Fairmont・Sofitelなどを利用する人
Novotel・Mercure・ibisなどを旅行や出張で利用する人
JALマイルやAmerican Express Membership Rewardsを活用している人
特に海外旅行では、同じALL Accorアカウントでラグジュアリーホテルからエコノミーホテルまでカバーできる点が便利です。
日本在住者向けALL Accor活用法
1. Accorに宿泊する前に無料会員登録
ALL Accorは無料なので、対象ホテルへ宿泊するなら事前に登録しておくのが基本です。
2. Reward PointsとStatus Pointsを分けて考える
まず覚えるのは、
Reward Points = 使う
Status Points = ステータス
この2つだけで十分です。
3. Reward Pointsは1ポイント≒€0.02を基準にする
ALL Accorでは、
1,000 Reward Points = €20
として利用できるため、ポイント価値を比較しやすくなっています。
JALなどへ移行する場合も、この価値を基準に比較できます。
4. 宿泊頻度が高ければ有料会員も検討
Accorの利用頻度が高くなってから、ALL Accor+やALL Signatureを比較すれば十分です。
無料会員でもReward Pointsとステータス制度は利用できるため、最初から有料会員になる必要はありません。
まとめ
ALL Accorは、日本国内だけでなくアジア太平洋やヨーロッパを旅行する日本人にとって使いやすいホテルロイヤルティプログラムです。
最初に覚えておきたいポイントはシンプルです。
Reward Points → 宿泊などに使う
Status Points → 会員ステータスを上げる
1,000 Reward Points = €20
さらに日本では、JAL Mileage Bankへの移行やAmerican Express Membership RewardsからALL Accorへのポイント移行も利用できるため、ホテルポイントだけで完結しない使い方も可能です。
まずは無料会員として利用し、Accorへの宿泊頻度が増えてきたらGold、PlatinumなどのステータスやALL Accor+、ALL Signatureまで検討すると分かりやすいでしょう。




