3大航空アライアンス比較|Star Alliance・SkyTeam・oneworldの違い

世界の3大航空アライアンスは、Star Alliance、SkyTeam、oneworldです。

どのアライアンスも複数の航空会社を結び、路線ネットワーク、マイレージプログラム、上級会員向けの共通特典を提供しています。

優先チェックイン、優先搭乗、追加手荷物、空港ラウンジなど、上級会員の基本特典だけを見ると、3つのアライアンスには多くの共通点があります。

しかし、マイルを活用するうえで本当に重要なのは、「どのアライアンスの特典が一番多いか」ではありません。

重要なのは、

どの航空会社を利用するのか → どこへ行きたいのか → その航空券をどのマイレージプログラムで予約できるのか

という考え方です。

この記事では、Star Alliance、SkyTeam、oneworldの違いを、上級会員資格・ラウンジ・マイレージの3つの視点から比較します。


3大航空アライアンスは何が違う?

3つのアライアンスの基本的な仕組みは似ていますが、加盟航空会社、アライアンスステータス、利用できるマイレージプログラムが異なります。

航空アライアンス代表的な航空会社アライアンスステータス最上位
Star AllianceANA、United、Air Canada、Singapore Airlines、EVA AirSilver / GoldGold
SkyTeamDelta、Air France、KLM、Korean Air、China AirlinesElite / Elite PlusElite Plus
oneworldJAL、American Airlines、Alaska Airlines、Cathay Pacific、Qatar AirwaysRuby / Sapphire / EmeraldEmerald

Star AllianceはSilverとGold、SkyTeamはEliteとElite Plusという2段階です。

一方、oneworldはRuby、Sapphire、Emeraldの3段階に分かれています。

そのため、それぞれの最上位ステータスを単純に1対1で比較することはできません。


3大アライアンスの上級会員特典を比較

主要な上級ステータスを比較すると、基本的な空港特典にはかなり共通点があります。

特典Star Alliance GoldSkyTeam Elite Plusoneworld Sapphireoneworld Emerald
優先チェックイン
優先搭乗
追加手荷物
優先手荷物
ラウンジBusiness LoungeFirst + Business Lounge
優先空席待ち
優先レーンなど一部空港SkyPriorityなど一部空港

Star Alliance Goldでは、優先チェックイン、優先搭乗、追加手荷物、優先手荷物などに加えて、条件を満たすStar Allianceラウンジを利用できます。

SkyTeam Elite Plusも同様に多くの空港優先サービスを利用でき、SkyTeamではSkyPriorityによって複数の優先サービスがまとめられています。

oneworldは少し特徴的です。

Sapphireでは対象となるBusiness Class Lounge、Emeraldではさらに対象となるFirst Class Loungeを利用できます。

そのため、一般的な空港優先特典だけを見ると3大アライアンスの差はそれほど大きくありませんが、oneworld Emeraldはラウンジ面で特徴があります。


3大航空アライアンスの上級会員資格はどう取得する?

Star Alliance、SkyTeam、oneworldが直接上級会員資格を発行しているわけではありません。

まず加盟航空会社のマイレージプログラムで上級会員資格を取得し、そのステータスに応じてアライアンスステータスが付与されます。

航空アライアンスアライアンスステータス取得方法
Star AllianceSilver / Gold加盟航空会社の対象上級会員資格を取得
SkyTeamElite / Elite Plus加盟航空会社の対象上級会員資格を取得
oneworldRuby / Sapphire / Emerald加盟航空会社の対象上級会員資格を取得

例えばStar Alliance Goldを取得したいからといって、必ずANAの上級会員を目指す必要があるわけではありません。

Star Alliance加盟航空会社にはそれぞれ独自の会員制度があり、Star Alliance Goldに対応するステータスを取得すれば、対象となるStar Alliance便で共通のGold特典を利用できます。

SkyTeam Elite Plusやoneworld Sapphire / Emeraldも基本的な考え方は同じです。

取得条件は航空会社によって大きく異なり、実際の搭乗だけでなく、クレジットカード、カード利用額、Status Match、Status Challengeなどを活用できる場合もあります。

クレジットカードを利用して航空会社の上級会員資格を取得・維持する方法については、こちらの比較記事一覧でも紹介しています。

👉 クレジットカード比較|航空会社の上級会員・マイル戦略

考え方としては、

欲しいアライアンスステータス → 対応する航空会社の会員制度 → 取得・維持条件を比較 → 自分に合う方法を選ぶ

という順番のほうが分かりやすいでしょう。


Lounge Accessはどう違う?

3大アライアンスとも上級会員向けにラウンジ特典がありますが、利用条件は完全に同じではありません。

Star Alliance Gold

Star Alliance Goldの代表的な特典のひとつが、対象となるStar Alliance便を利用する際のラウンジアクセスです。

自分のステータスを取得した航空会社とは別のStar Alliance加盟航空会社を利用する場合でも、条件を満たせばアライアンス共通のGold特典を利用できます。

SkyTeam Elite Plus

SkyTeam Elite Plusでは、条件を満たす国際線旅程で対象ラウンジを利用できます。

ただし、国際線の条件、当日の搭乗便、各マイレージプログラム独自のルールなどが関係するため、実際の利用前には確認が必要です。

oneworld Sapphire / Emerald

oneworldは上級会員のラウンジ特典が分かりやすく2段階に分かれています。

oneworld Sapphire:
主に対象となるBusiness Class Loungeを利用可能。

oneworld Emerald:
Business Class Loungeに加えて、対象となるFirst Class Loungeも利用可能。

そのため、EmeraldはEconomy Class利用時でも条件を満たせば非常に充実した空港ラウンジ特典を利用できる場合があります。


日本ではANAとJALが別のアライアンス

日本の旅行者にとって、3大アライアンスの違いは非常に分かりやすいです。

日本の主要航空会社航空アライアンス
ANAStar Alliance
JALoneworld

ANAを頻繁に利用する場合はStar Alliance、JALを頻繁に利用する場合はoneworldとの接点が自然に多くなります。

しかし、特典航空券になると考え方は少し変わります。

ANA便だからといって、必ずANA Mileage Clubで予約する必要はありません。

他のStar Alliance加盟航空会社のマイレージプログラムから同じANA便を予約できる場合があります。

JALについても同じで、提携する他のマイレージプログラムから特典航空券を予約できる場合があります。

つまり、

「ANAに乗るからANAマイルだけを貯める」
「JALに乗るからJALマイルだけを貯める」

という方法だけが選択肢ではありません。


アメリカでは3大アライアンスすべてが重要

アメリカでは、3大アライアンスそれぞれに主要航空会社があります。

アメリカの主要航空会社航空アライアンス
United AirlinesStar Alliance
Delta Air LinesSkyTeam
American Airlinesoneworld
Alaska Airlinesoneworld

そのため、アメリカのクレジットカードポイントや航空マイルを活用する場合、3大アライアンスすべてを理解しておく価値があります。

さらにアメリカには、American Express Membership Rewards、Chase Ultimate Rewards、Citi ThankYou Points、Capital One Milesなど、複数の航空会社へ移行できるポイントがあります。

この仕組みを利用すれば、ひとつの航空会社やアライアンスだけにマイル戦略を限定する必要はありません。


本当に重要なのはアライアンスではなくマイレージプログラム

3大航空アライアンスを理解するうえで、非常に重要なのがこのポイントです。

航空アライアンスとマイレージプログラムは別物です。

「Star Alliance Miles」という共通マイルが存在するわけではありません。

SkyTeamとoneworldも同じです。

実際に貯めたり使ったりするのは、それぞれの航空会社が運営するマイレージです。

航空アライアンス知っておきたいマイレージプログラム
Star AllianceAeroplan、MileagePlus、ANA Mileage Club、LifeMiles、KrisFlyer
SkyTeamFlying Blue、SkyMiles、Flying Club、SKYPASS
oneworldAAdvantage、Atmos Rewards、Asia Miles、Avios、JAL Mileage Bank

アライアンスの大きなメリットは、加盟航空会社同士の提携によって、同じフライトを複数のマイレージプログラムから予約できる可能性があることです。

各プログラムによって必要マイル数、税金・手数料、特典航空券の空席、ポイント移行先などが異なります。

マイルを本格的に活用するなら、この違いを比較することが重要です。

👉 航空マイル・マイレージ攻略一覧


同じ航空券を違うマイルで予約できることもある

希望する特典航空券を見つけた場合、最初に考えるべきことは、

「どの航空会社のマイルを貯めるべきか?」

とは限りません。

より実用的なのは、

「この航空券を予約できるマイレージプログラムはどれか?」

と考えることです。

そのうえで、

必要マイル数 → 税金・手数料 → 特典航空券の空席 → 移行できるクレジットカードポイント

を比較します。

同じ便の同じ座席に乗っている2人でも、まったく違うマイレージプログラムを使って予約していることがあります。

これが、移行可能なクレジットカードポイントを持つ大きなメリットのひとつです。


3大航空アライアンスはどれを選ぶ?

普段のフライトを中心に考えるなら、最もよく利用する航空会社から選ぶのが分かりやすいでしょう。

利用スタイルまず理解したいアライアンス
ANA / United / Air Canada / Singapore Airlinesをよく利用Star Alliance
Delta / Air France / KLM / Korean Airをよく利用SkyTeam
JAL / American / Alaska / Cathay Pacific / Qatar Airwaysをよく利用oneworld
First Class Loungeなど上級会員ラウンジ特典を重視oneworld Emerald
特典航空券を中心にマイルを活用3大アライアンスすべて

しかし、マイルとクレジットカードポイントを本格的に活用するなら、ひとつのアライアンスだけに限定する必要はありません。

実際の特典航空券では、

路線・空席・必要マイル数・税金と手数料・ポイント移行先

のほうが重要です。


3大航空アライアンス完全ガイド

Star Alliance、SkyTeam、oneworldについてさらに詳しく知りたい場合は、それぞれの完全ガイドで加盟航空会社、上級会員資格、ラウンジ、マイレージをまとめています。

Star Alliance完全ガイド|Gold特典・ラウンジ・加盟航空会社・マイル活用

SkyTeam完全ガイド|Elite Plus・ラウンジ・加盟航空会社・マイル活用

oneworld完全ガイド|Emerald・ラウンジ・加盟航空会社・マイル活用

3つのアライアンスの基本を理解したら、次は各航空会社のマイレージプログラムと具体的な特典航空券の予約方法を調べていくと、マイルの使い方がさらに広がります。


まとめ:アライアンスより先に、乗りたいフライトを選ぶ

Star Alliance Gold、SkyTeam Elite Plus、oneworld Sapphireなど、3大アライアンスの上級会員特典には多くの共通点があります。

一方、oneworld EmeraldのFirst Class Loungeなど、アライアンスによって特徴的な特典もあります。

しかし、マイルを使って特典航空券を予約する場合、最も重要なのはアライアンスそのものではありません。

実際には、

目的地 → 乗りたいフライト → 予約できるマイレージプログラム → 必要マイル数と税金 → クレジットカードポイントを移行 → 特典航空券を予約

という順番で考えるほうが実用的です。

Star Alliance、SkyTeam、oneworldのどれかひとつだけを選ぶ必要はありません。

3大アライアンスはあくまでツール。実際に比較すべきなのは、それぞれの特典航空券です。


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