ANAマイレージクラブ途中降機・オープンジョー攻略|台湾発アメリカ往復と日本滞在の実例

ANAマイレージクラブの特典航空券は、単純な往復だけでなく、途中降機(ストップオーバー)とオープンジョーを組み合わせることで、複数の都市を1枚の航空券で訪れることができます。

特に注目したいのが、台湾発でANA運航便を利用してアメリカへ渡航し、復路で日本に途中降機する方法です。日本以外を出発地とする対象の往復特典航空券では、途中降機を1回設定できます。

さらに、台湾-北米間のビジネスクラス特典航空券は、ローシーズンとレギュラーシーズンではANA運航便の方が提携航空会社より少ないマイル数で交換でき、ハイシーズンでは提携航空会社が有利になります。

私は2022年に、台北からロサンゼルスへ向かい、ニューヨークから帰国する旅程を実際に発券しました。復路では東京に約12日間滞在し、アメリカ周遊と日本滞在を1枚のANA特典航空券にまとめています。

ANAマイルの貯め方や基本的な交換方法については、ANAマイレージクラブ完全ガイドをご覧ください。

⭐ ANA途中降機ルールとビジネスクラス比較

ANA運航便の国際線特典航空券と提携航空会社の特典航空券では、途中降機の条件と必要マイル数が異なります。

比較項目ANA運航便提携航空会社
日本発の途中降機不可1回可能
日本以外発の途中降機1回可能1回可能
途中降機の定義24時間超の滞在24時間超の滞在
台湾-北米 Business・L108,000130,000
台湾-北米 Business・R114,000130,000
台湾-北米 Business・H173,000130,000
必要マイル数シーズン制固定制
オープンジョー条件付きで可能条件付きで可能

必要マイル数は1人あたり往復。台湾はAsia 1(Zone 3)、北米はNorth America(Zone 6)。

ビジネスクラスでは、次のような差があります。

  • ローシーズン: ANA運航便が22,000マイル少ない
  • レギュラーシーズン: ANA運航便が16,000マイル少ない
  • ハイシーズン: 提携航空会社が43,000マイル少ない

つまり、ローシーズンとレギュラーシーズンはANA運航便を優先し、ハイシーズンはスターアライアンス提携航空会社の特典航空券を比較するのが基本です。

ただし、実際の予約では特典航空券の空席状況、税金、燃油サーチャージも確認する必要があります。

💺 ANA運航便|台湾-北米の必要マイル数

ANA運航便の国際線特典航空券は、ゾーン・シーズン・搭乗クラスによって必要マイル数が決まります。

搭乗クラスロー Lレギュラー Rハイ H
Economy45,00055,00079,000
Premium Economy66,00076,000105,000
Business108,000114,000173,000
First165,000185,000315,000

Zone 3 ↔ Zone 6、1人あたり往復の必要ANAマイル数。

ANAは2025年6月24日から一部の国際線特典航空券の必要マイル数を改定しました。特にハイシーズンの上位クラスでは、必要マイル数が大きく増えています。

一方、台湾-北米間のビジネスクラスは、ローシーズンとレギュラーシーズンで提携航空会社より少ないマイル数で交換できます。

往路と復路で適用シーズンが異なる場合は、それぞれの区間に適用されるシーズンをもとに計算されます。

🌎 提携航空会社|台湾-北米の必要マイル数

ANAマイルで提携航空会社の特典航空券を予約する場合、基本的にシーズンによる価格変動はありません。

搭乗クラス往復必要マイル数
Economy60,000
Business130,000
First204,000

Zone 3 ↔ Zone 6、1人あたり往復。

提携航空会社のビジネスクラスは年間を通して130,000マイルです。

ANA運航便のローシーズン・レギュラーシーズンより高いものの、ハイシーズンでは提携航空会社の方が少ないマイル数で交換できます。

また、提携航空会社の往復特典航空券では、日本発・日本以外発を問わず、条件を満たせば途中降機を1回設定できます。

ANA便とスターアライアンス加盟航空会社の便を組み合わせる場合も、提携航空会社の特典航空券ルールが適用されることがあります。

ただし、全旅程が対象となる経路規則を満たし、各区間に特典航空券の空席があることが必要です。

スターアライアンス加盟航空会社の一覧や上級会員特典については、スターアライアンス完全ガイドで詳しく解説しています。

✈️ 実際の発券例|台湾・アメリカ・日本を1枚で旅行

2022年、私はANAマイルを利用して、全区間ANA運航便の往復特典航空券を発券しました。

旅程は次のとおりです。

台北松山 → 東京羽田 → ロサンゼルス // ニューヨークJFK → 東京羽田 → 台北松山

実際のANA eチケット

▲ 2022年に実際に発券したANA特典航空券。台北・東京・ロサンゼルス・ニューヨークを結び、復路で東京に約12日間途中降機しました。公開時は氏名・予約番号などの個人情報を非表示にします。

全フライトの旅程

日付区間便名内容
9/23TSA → HNDNH852東京で当日乗り継ぎ
9/23HND → LAXNH106ロサンゼルス到着
—LAX // JFK地上移動アメリカ国内を別途移動
10/6–7JFK → HNDNH109東京へ戻る
10/19HND → TSANH851日本での途中降機終了

すべてANA運航便で、他のスターアライアンス加盟航空会社の便は利用していません。

乗り継ぎ・途中降機・オープンジョー

種類場所実際の内容
乗り継ぎ東京羽田往路で当日乗り継ぎ
途中降機東京羽田復路で約12日間滞在
オープンジョーLAX // JFKロサンゼルス着・ニューヨーク発

この旅程では、アメリカ国内の複数都市を訪れながら、帰路に日本での滞在も組み込むことができました。

🛑 ANA運航便だけで日本に途中降機できた理由

ポイントは、往復特典航空券の出発地が日本ではなく台湾だったことです。

ANA運航便の国際線特典航空券では、次のルールが適用されます。

  • 日本発の往復旅程:途中降機不可
  • 日本以外発の往復旅程:目的地以外で1回途中降機可能

私の旅程は台北松山から始まり、東京を経由してアメリカへ向かうものでした。

そのため、復路の東京を途中降機地点として設定し、約12日間滞在してから台北へ戻ることができました。

旅程を整理すると、

台湾 → 日本 → アメリカ → 日本(途中降機)→ 台湾

となります。

日本以外を出発地とする旅客にとって、ANAの途中降機ルールは非常に便利です。

日本滞在のために別の往復特典航空券を発券することなく、既存の旅程に滞在を組み込める場合があります。

ただし、途中降機も乗り継ぎ回数に含まれるため、ANAの経路制限を満たす必要があります。

🔄 オープンジョー|ロサンゼルス着・ニューヨーク発

今回の旅程では、アメリカ国内でオープンジョーも利用しました。

LAX // JFK

往路はロサンゼルスに到着し、復路はニューヨークJFKから出発しています。

ロサンゼルスからニューヨークまでの移動は、ANA特典航空券に含めず、別途手配しました。

この方法なら、帰国便に乗るためだけにロサンゼルスへ戻る必要がありません。

ANAでは条件を満たすオープンジョー旅程を予約できますが、都市の組み合わせには地域・経路上の制限があります。

また、地上移動区間がある場合、その両端の都市は合わせて1回の乗り継ぎとして計算されます。

途中降機とオープンジョーは、旅程全体が規則を満たせば同時に利用できます。

💡 ANA途中降機 Sweet Spot の魅力

1. ロー・レギュラーシーズンはANA運航便が有利

台湾-北米間のビジネスクラスでは、ローシーズンとレギュラーシーズンのANA運航便が、提携航空会社より少ないマイル数で交換できます。

ANA運航便の特典航空券に空席があれば、優先して検討する価値があります。

2. 日本滞在を追加できる

日本以外を出発地とする対象の往復特典航空券では、途中降機を1回設定できます。

これにより、アメリカ旅行と日本滞在を1枚の特典航空券にまとめられます。

途中降機を追加しただけで必要マイル数が自動的に安くなるわけではありませんが、旅程の自由度を高められます。

3. アメリカ国内の周遊にも便利

オープンジョーを利用すれば、アメリカ到着都市と出発都市を変えることができます。

複数都市を訪れる場合、同じ都市へ戻る必要がなく、効率的な旅行計画を立てやすくなります。

4. ハイシーズンは提携航空会社も比較

ANA運航便のハイシーズンでは、ビジネスクラスの必要マイル数が高くなります。

そのため、固定制の提携航空会社特典航空券も比較することが重要です。

⚠️ ANA途中降機・オープンジョーの注意点

1. 途中降機は対象の往復特典航空券のみ

片道特典航空券では途中降機を設定できません。

今回紹介した途中降機ルールは、条件を満たす往復特典航空券が対象です。

2. ANA運航便と提携航空会社では条件が異なる

日本発のANA運航便による国際線特典航空券では途中降機できません。

一方、提携航空会社の対象となる往復特典航空券では、日本発でも途中降機を1回設定できます。

3. 途中降機も乗り継ぎ回数に含まれる

途中降機は追加の乗り継ぎ枠ではありません。

旅程全体でANAの乗り継ぎ回数と経路制限を満たす必要があります。

4. オープンジョーには地域制限がある

到着都市と出発都市を自由に組み合わせられるわけではありません。

地上移動区間を含め、ANAの規則に従う必要があります。

5. 特典航空券の空席状況を確認

必要マイル数が少なくても、希望する便に特典航空券の空席がなければ予約できません。

税金や燃油サーチャージも含めて比較しましょう。

6. 発券事例は2022年のもの

この記事で紹介した旅程は、私が2022年に実際に発券したものです。

必要マイル数の表は現行の交換レートを使用しており、当時の必要マイル数とは区別しています。

🏁 まとめ

ANA Mileage Clubの途中降機とオープンジョーを活用すると、1枚の往復特典航空券で複数都市を効率よく訪れることができます。

私が2022年に実際に発券した旅程は、

台北 → 東京 → ロサンゼルス // ニューヨーク → 東京(約12日間途中降機)→ 台北

というものでした。

全区間ANA運航便を利用し、アメリカ国内のオープンジョーと日本での途中降機を組み合わせています。

台湾-北米間のビジネスクラス特典航空券を検討する際は、

  • ローシーズン:ANA運航便を優先
  • レギュラーシーズン:ANA運航便を優先
  • ハイシーズン:提携航空会社も比較
  • 日本での途中降機:出発地と特典航空券の種類を確認

という考え方が基本です。

必要マイル数だけでなく、途中降機・オープンジョー・経路制限を理解することで、ANAマイルをより柔軟に活用できます。

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