IHG クレジットカード比較|Premier Select・Premier・Businessなど米国4枚を比較

2026年の大幅な改定により、ChaseのIHG One Rewardsクレジットカードは、年会費無料カード、Premier、上位のPremier Select、Businessという4種類のラインナップになりました。

現在の4枚を比較するうえで重要なのは、Anniversary Free Nightやポイント還元率だけではありません。毎年何泊分のElite Night Creditsを獲得できるのか、カード利用でDiamond Eliteを取得できるのか、そしてIHG Milestone Rewardsをどこまで加速できるのかが大きな違いです。

IHG One Rewards Premier Select Credit Card(IHGワンリワーズ・プレミア・セレクト・クレジットカード)は上級会員資格を加速しやすいプレミアムカード、IHG One Rewards Premier Credit Card(IHGワンリワーズ・プレミア・クレジットカード)はIHGの主要特典を維持しやすい個人カードです。

一方、年会費無料のIHG One Rewards Credit CardはIHGをライトに利用する人向け、IHG One Rewards Business Credit Cardはビジネス支出とIHG特典を組み合わせたカードという位置付けです。

4枚の詳細はこちらです。

👉 IHG One Rewards Premier Select Credit Card

👉 IHG One Rewards Premier Credit Card

👉 IHG One Rewards Credit Card

👉 IHG One Rewards Business Credit Card

⭐ IHG One Rewards クレジットカード4枚比較

特典Premier SelectPremierIHG One RewardsBusiness
カードタイプPersonalPersonalPersonalBusiness
年会費US$350US$150US$0US$200
IHGホテル12X10X5X10X
一般利用3X3X2X3X
主なボーナスカテゴリー6X Dining / Travel / Rideshare5X 航空券 / レンタカー / Dining / スーパー / ガソリン3X Dining / スーパー / ガソリン5X 航空券 / レンタカー / Dining / ガソリン / 対象広告費
自動付帯IHGステータスPlatinum EliteGold EliteSilver ElitePlatinum Elite
毎年のElite Night Credits20泊15泊5泊15泊
利用額によるElite NightsUS$5Kごとに2泊US$5Kごとに2泊—US$5Kごとに2泊
追加Elite NightsUS$15K → +5泊US$15K → +5泊—US$25K → +5泊
利用額によるDiamond EliteUS$25KUS$40K—2027年からUS$50K
Anniversary Free Night60K50K—50K
追加Free NightUS$40K → 60K——US$60K → 50K
4泊目無料✅✅2027年からUS$5K利用で解放✅
IHG Food & Beverage Rewards年間最大US$300年間最大US$100—年間最大US$100
Airline Statement CreditUS$200US$100—US$100
Global Entry / TSA PreCheck / NEXUS4年ごとに最大US$1204年ごとに最大US$120—4年ごとに最大US$120
IHG Points購入割引30%30%30%30%
海外取引手数料0%0%0%0%

💳 4枚のポイント還元の違い

Premier Selectは、IHGホテルと旅行関連の支出に強く設定されています。

IHGホテルでは12X、Dining・Travel・Rideshareでは6Xとなるため、IHG宿泊だけでなく、旅行中の支出もまとめやすい構成です。

Premierはより日常利用を意識した設計です。IHGホテルは10Xですが、航空会社から直接購入する航空券、レンタカー、Diningに加えて、スーパーとガソリンも5Xの対象になります。

年会費無料のIHG One Rewards Credit Cardはさらにシンプルで、Dining・スーパー・ガソリンが主なボーナスカテゴリーです。

Businessは個人向けカードのスーパーなどに代わり、対象となる広告費がボーナスカテゴリーに含まれるため、事業支出とIHGポイントを組み合わせやすくなっています。

4枚の性格を簡単に整理すると、

Premier Select → IHG / Travel / Dining

Premier → 個人の日常利用

IHG One Rewards → 年会費無料のエントリーカード

Business → ビジネス支出

という違いになります。

💰 年間クレジットと特典

Premier Selectは、現在のIHGカード4枚の中で年間クレジットが最も充実しています。

特にIHG Food & Beverage Rewardsは年間一括ではなく、四半期ごとに利用できる仕組みです。そのため、額面をそのままカードの実質価値として計算するより、IHGホテルで自然に使えるかどうかを見る必要があります。

PremierとBusinessにもIHG Food & Beverage RewardsとAirline Statement Creditがありますが、Premier Selectより上限は低く設定されています。

年会費無料カードは、このような高額な年間クレジットを中心とした設計ではありません。

Airline Statement Creditについては、航空会社から直接購入する対象航空券を1回の決済でUS$250以上購入することが重要です。

複数人分の航空券でも、航空会社側でUS$250以上の1件の対象取引として計上されれば条件を満たせます。

各種クレジットは額面をすべて合計するのではなく、普段から自然に利用できるものを中心に考えるほうが現実的です。

✈️ Elite Night Creditsが4枚の大きな違い

新しいIHGカードラインナップで特に重要なのが、毎年付与されるElite Night Creditsです。

Premier Selectは毎年20 Elite Night Creditsからスタートします。

PremierとBusinessはそれぞれ15泊、年会費無料カードでも5泊分を獲得できます。

さらにPremier Select、Premier、Businessでは、カード利用額に応じてElite Nightsを追加できます。

これによってIHGクレジットカードの役割は、単に上級会員資格を付帯するだけではなく、

Elite Status → Milestone Rewards → 40泊Milestone

まで進める手段になりました。

ここで注意したいのが、IHG Diamond EliteだけではAnnual Lounge Membershipは付帯しないことです。

Annual Lounge MembershipはMilestone Rewardsで選択できる特典なので、クラブラウンジを重視する場合は、自動付帯ステータスだけではなくElite Night Creditsも重要になります。

IHGの会員制度全体については、IHG One Rewards 完全ガイドで詳しく解説しています。

🏨 60Kと50K Anniversary Free Night

Anniversary Free Nightは、4枚を3つのグループに分けると分かりやすくなります。

Premier Select → 60K Anniversary Free Night

Premier / Business → 50K Anniversary Free Night

IHG One Rewards → Anniversary Free Nightなし

Free Nightを持つ3枚では、必要ポイント数が証書の上限を超えるホテルでも、IHG Pointsを追加するTop-Offを利用できます。

そのため60Kと50Kの違いは、泊まれるホテルが完全に分かれるというより、同じホテルを予約するときに自分のIHG Pointsをどれだけ追加する必要があるかに表れます。

Premier Selectでは、年間利用額が所定の条件に達すると、さらにもう1枚の60K Free Nightを獲得できます。

Businessにも追加Free Nightがありますが、こちらはより高い年間利用額が必要で、追加されるのは50K Free Nightです。

高額利用を自然に達成できる場合ほど、この差が大きくなります。

🛏️ 4泊目無料

Premier Select、Premier、Businessには**Fourth Reward Night Free(4泊目無料)**が付帯します。

IHG Pointsを利用して対象となる4連泊を予約すると、4泊目に必要なポイントが0になります。

年会費無料のIHG One Rewards Credit Cardは仕組みが異なります。

2027年からはCalendar Year内にUS$5,000利用するとFourth Reward Night Freeが解放され、達成した年の残り期間と翌Calendar Yearまで利用できます。

そのため2027年以降、年会費無料カードで4泊目無料を利用したい場合は、この年間利用条件も考える必要があります。

⚠️ Premier Selectなら40泊Milestoneまでカード利用で狙える

Premier Selectの大きな特徴が、カード利用だけで40泊Milestoneまで進めるルートです。

年間US$40K利用した場合、

20 Annual Elite Night Credits

+

16 Elite Nights(カード利用)

+

5 Bonus Elite Nights

=

41 Elite Nights

となります。

つまり、

Premier Select → 年間US$40K利用 → 41 Elite Nights → 40泊Milestone

というルートが成立します。

Diamond Eliteは、それより低い年間利用額ですでに取得できます。

現在のMilestone Rewards制度では、40泊Milestoneに到達するとAnnual Lounge Membershipを選択できるため、

Diamond Elite + 40泊Milestone → Annual Lounge Membershipを選択

という組み合わせが可能です。

しかも41 Elite Nightsをカード付帯分とカード利用分だけで取得できるため、理論上は実際のIHGホテル宿泊0泊でも40泊Milestoneまで到達できます。

これはPremier Selectと他の3枚を分ける、非常に大きな特徴です。

⚠️ 複数のIHGカードを持っても年間Elite Nightsは単純加算されない

IHGカードを複数保有しても、それぞれのカードから付与される年間Elite Night Creditsをすべて足すことはできません。

たとえば、

Premier Select 20泊 + Premier 15泊 + Business 15泊 ≠ 50泊

です。

この点は、条件を満たす米国Marriott Bonvoy個人カードとBusiness Cardの年間Elite Night Creditsを合算できるMarriottの仕組みとは異なります。

複数のIHGカードを保有する場合に分けて活用できるのは、Anniversary Free Nights、各カードの年間クレジット、ボーナスカテゴリー、そして対象となるカード利用で獲得する追加Elite Nightsなどです。

そのため、比較表に記載した年間Elite Night Creditsをそのまま合計して、多枚持ちのElite Nightsとして計算しないよう注意が必要です。

⚠️ 3枚の個人カードは申込条件も同じではない

Premier、Premier Select、年会費無料カードはいずれも個人向けIHGカードですが、申込条件は完全に同じではありません。

Premierと年会費無料のIHG One Rewards Credit Cardには、IHG個人カードの保有状況や過去のNew Cardmember Bonusに関する、より広い制限があります。

Premier Selectは重要な例外です。

Premier Selectでは、基本的にPremier Select自体の保有状況と、Premier SelectのNew Cardmember Bonusを過去24か月以内に受け取ったかどうかが重要になります。

つまり、

Premierを持っていることだけで、Premier Selectに申し込めなくなるわけではありません。

このためPremier Selectは、単純にPremierを置き換える上位カードとして考えるより、申込条件も別商品として見る必要があります。

Businessは個人向けIHGカードの保有制限とは別に扱われますが、ChaseのBusiness Cardとしての申込条件を満たす必要があります。

実際に申し込む際は、Chaseが表示する最新のEligibility Termsを確認してください。

👤 4枚それぞれの利用パターン

年会費をかけずにIHGカードを保有し、基本的な会員特典を維持したい場合、IHG One Rewards Credit CardはSilver Eliteと少数のElite Night Creditsを提供します。ただし2027年以降は、4泊目無料を利用するための年間利用条件に注意が必要です。

Premierは、Anniversary Free Night、4泊目無料、Elite Night Creditsなど、IHGカードの主要特典を維持しながら、Premier Selectほど高額なカード利用を前提としない構成です。

Premier Selectは、Diamond Elite、40泊Milestone、Annual Lounge Membership、追加60K Free Nightなどをカード利用で狙う場合に特徴が大きくなります。

Businessは、ビジネスカードの申込条件を満たし、広告費や航空券、Diningなどの事業支出がある場合に、IHG特典とビジネス支出を組み合わせられる設計です。

🏁 まとめ

現在のIHG One Rewards米国クレジットカード4枚は、それぞれ役割が明確に分かれています。

IHG One Rewards Credit Cardは、Silver Eliteと少数のElite Night Creditsを備えた年会費無料のエントリーカードです。

IHG One Rewards Premier Credit Cardは、50K Anniversary Free Night、15 Elite Night Credits、4泊目無料など、IHGの主要特典をまとめた個人カードです。

IHG One Rewards Premier Select Credit Cardは、20 Elite Night Credits、60K Anniversary Free Night、Diamond Eliteへの短いルート、さらに40泊Milestoneまでカード利用で進められる上級会員資格重視のカードです。

IHG One Rewards Business Credit Cardは、Platinum Elite、15 Elite Night Credits、50K Anniversary Free Nightとビジネス向けボーナスカテゴリーを組み合わせています。

4枚を比較するときに重要なのは、単純に特典数を見ることではありません。IHGの基本特典だけを維持したいのか、Anniversary Free Nightを重視するのか、それともDiamond EliteやMilestone Rewardsまでカードで加速したいのかによって、4枚の役割が大きく変わります。

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