Marriott Bonvoy クレジットカード完全比較|米国7枚を徹底解説

Marriott Bonvoyは、アメリカのホテル系クレジットカードの中でも特にカードの種類が多いプログラムです。American ExpressとChaseの2社から発行されており、年会費無料の入門カードから、Marriott Bonvoy Platinum Eliteが自動付帯するプレミアムカードまで揃っています。

American ExpressにはMarriott Bonvoy Brilliant、Bevy、Business、ChaseにはBountiful、Boundless、Bold、そしてThe Ritz-Carlton Credit Cardがあります。

この7枚はポイント還元率だけで比較するより、Elite Night Credits(宿泊実績)、Free Night Award(無料宿泊特典)、Marriottの会員資格、個人カード+Business Cardの組み合わせを見る方が、それぞれの違いを理解しやすくなります。

Marriott Bonvoyポイント、会員資格、無料宿泊特典、ホテルでのポイント利用については、Marriott Bonvoy完全ガイドでまとめています。

⭐ 米国Marriott Bonvoyクレジットカード完全比較

項目BrilliantBevyBusinessBountifulBoundlessBoldRitz-Carlton
発行会社AmexAmexAmexChaseChaseChaseChase
カードタイプ個人個人Business個人個人個人個人
年会費US$650US$250US$125US$250US$95US$0US$450
Marriott利用6X6X6X6X6X3X6X
通常利用2X2X2X2X2X1X2X
Marriott会員資格Platinum EliteGold EliteGold EliteGold EliteSilver EliteSilver EliteGold Elite
年間Elite Night Credits25泊15泊15泊15泊15泊5泊15泊
自動付帯の年間FNA85K—35K—35K—85K
利用額によるFNA—US$15K → 50KUS$60K → 追加35KUS$15K → 50K———
FNA Top Off+25K+25K+25K+25K+25K—+25K
主な特徴Platinum+25泊+Dining CreditGold+利用額条件50K FNA個人カードと合算できる15泊Gold+利用額条件50K FNA35K FNA+利用額で宿泊実績年会費無料の入門カード85K FNA+プレミアム旅行特典
海外事務手数料なしなしなしなしなしなしなし
取得方法新規申込新規申込新規申込新規申込新規申込新規申込Product Change

💳 AmexとChaseのMarriottカードはどう違う?

American ExpressのMarriottカードは比較的わかりやすい構成です。

Marriott Bonvoy Brilliantはプレミアム個人カードで、Platinum Elite、年間25泊分のElite Night Credits、年間85K Free Night Awardが中心です。

Marriott Bonvoy Bevyは中間クラスの個人カードです。Gold Eliteと年間15泊分のElite Night Creditsが付帯し、年間利用額の条件を達成すると50K Free Night Awardを獲得できます。

Marriott Bonvoy Businessは少し役割が異なります。Business Cardであることが重要で、対象となるMarriott個人カードと組み合わせることでElite Night Creditsを合算できます。

一方、Chaseはより幅広いラインナップです。

Bold → Boundless → Bountiful → Ritz-Carlton

Boldは年会費無料の入門カード。Boundlessは年間35K Free Night Awardと15泊分のElite Night Creditsを持ち、カード利用によって追加の宿泊実績を獲得できるのが特徴です。

Bountifulは中間クラス、Ritz-Carlton Cardはプレミアムカードという位置づけですが、Ritz-Carlton Cardだけは現在直接申し込むことができません。

🌙 Elite Night Credits|複数枚持ちで最も重要なルール

Marriottの米国クレジットカードを複数持つ場合、最も重要なのがElite Night Creditsです。

複数の個人Marriottカードを持っていても、それぞれの年間Elite Night Creditsを単純に足すことはできません。

たとえば、

Brilliant → 25泊

Bevy → 15泊

この2枚を持っていても、25+15=40泊にはなりません。

個人カードを複数持つだけでは、宿泊実績を増やし続けることはできないということです。

重要なのが、対象となる個人カード+Marriott Bonvoy Businessの組み合わせです。

Brilliant 25泊+Business 15泊=年間40泊

これは米国Marriottカードで特に重要な組み合わせです。

BrilliantとBusinessを組み合わせることで、実際にホテルへ宿泊する前から毎Calendar Year 40泊分の宿泊実績を持った状態でスタートできます。

そこから、

50泊まで → あと10泊

75泊まで → あと35泊

となります。

Brilliantはカードを保有するだけでPlatinum Eliteになるため、40泊を作る目的は単純にPlatinumを取得することではありません。

重要なのは、50泊のAnnual Choice Benefitや75泊のTitanium Eliteを目指しやすくなることです。

この2枚の組み合わせについては、Marriott Bonvoy Brilliant vs Businessで詳しく比較しています。

🎫 Free Night Award|85K・35K・利用額条件型

7枚の違いが大きく出るもうひとつのポイントがFree Night Awardです。

プレミアムカードのBrilliantとRitz-Carlton Cardは、毎年:

85K Free Night Award

を獲得できます。

Marriottでは対象となるFree Night Awardに最大25K Marriott Bonvoy Pointsを追加できるため、85K FNAなら最大:

110K Points相当まで

の対象ホテルで利用できます。

BusinessとBoundlessは年間35K Free Night Awardです。

こちらも最大25K Pointsを追加できるため、最大60K Pointsまでの対象宿泊に利用できます。

BevyとBountifulは仕組みが異なります。

この2枚は単純にカードを更新するだけで50K FNAが付与されるのではなく、年間利用額の条件を達成する必要があります。

そのため、

毎年自動的に付与されるFNA

と

一定額を利用して初めて獲得できるFNA

は分けて考えた方がわかりやすいです。

👑 Marriott会員資格|Platinum EliteはBrilliantのみ

カード保有だけで得られるMarriott Bonvoy会員資格を整理すると、非常にシンプルです。

Platinum Elite

Marriott Bonvoy Brilliant

Gold Elite

Marriott Bonvoy Bevy
Marriott Bonvoy Business
Marriott Bonvoy Bountiful
The Ritz-Carlton Credit Card

Silver Elite

Marriott Bonvoy Boundless
Marriott Bonvoy Bold

この中でBrilliantだけがPlatinum Elite+年間25泊分のElite Night Creditsという組み合わせです。

そのため、ホテル宿泊によってPlatinum Eliteを取得するのが難しい場合、Brilliantは他のMarriott個人カードとはかなり異なる役割を持ちます。

一方、もともと実宿泊でPlatinumやTitaniumを取得できる人なら、カード付帯のPlatinum Eliteの価値は相対的に小さくなります。

その場合は、FNAやElite Night Credits、年間特典などを中心に比較した方が実用的です。

🏨 プレミアムカード|Brilliant vs Ritz-Carlton

米国Marriottのプレミアム個人カードとして比較されやすいのが、BrilliantとRitz-Carlton Cardです。

Brilliantの中心はMarriottでのステータスです。

Platinum Elite+25泊+85K FNA

一方、Ritz-Carlton Cardは:

85K FNA+Airline Credit+Ritz-Carlton Club Level Upgrade+プレミアム旅行特典

という構成です。

つまり、同じMarriottのプレミアムカードでも方向性はかなり異なります。

Marriottの会員資格やElite Night Creditsを重視するならBrilliant、すでにMarriottのステータスを確保していて旅行特典を重視する場合はRitz-Carlton Cardという違いが見えてきます。

各カードの詳細はこちらです。

👉 Marriott Bonvoy Brilliant 完全ガイド

👉 The Ritz-Carlton Credit Card 完全ガイド

2枚を直接比較する場合はこちらです。

👉 Marriott Bonvoy Brilliant vs Ritz-Carlton

⚠️ Ritz-Carlton Cardは直接申し込めない

The Ritz-Carlton Credit Cardは、この7枚の中で取得方法が特殊です。

現在は通常の新規申込を受け付けていません。

代表的な取得ルートは、対象となるChase Marriott個人カードを保有し、Chaseの条件を満たした後にProduct Changeを依頼する方法です。

つまり、

対象Chase Marriottカード → Product Change → Ritz-Carlton Card

という流れになります。

そのため、Ritz-Carlton Cardは他の6枚と同じように「欲しくなったら直接申し込むカード」ではありません。

将来的にRitz-Carlton Cardを持ちたい場合は、最初にどのChase Marriottカードを取得するかという段階から考えておく必要があります。

🔄 7枚ともMarriott Bonvoyポイントを貯めるカード

発行会社はAmerican ExpressとChaseに分かれていますが、この7枚で貯まるポイントはすべて:

Marriott Bonvoy Points

です。

そのため、Membership RewardsとUltimate Rewardsを比較するときのように、ポイントプログラムそのものを選ぶ必要はありません。

むしろ考えるべきなのは、

Elite Night Creditsが何泊必要か?

毎年自動付帯するFNAが欲しいか?

Platinum Eliteが必要か?

Business Cardを使って宿泊実績を合算したいか?

将来的にRitz-Carlton Cardを取得したいか?

という点です。

Marriottポイントのホテル宿泊、Stay for 5、FNA Top Off、航空会社へのマイル移行、Elite Statusについては、Marriott Bonvoy完全ガイドで詳しくまとめています。

👤 7枚のMarriottカードを一言で整理すると?

それぞれのカードの役割をできるだけ簡単にすると、次のようになります。

Marriott Bonvoy Brilliant
プレミアムMarriottカード。Platinum Elite+25泊+85K FNA。

Marriott Bonvoy Bevy
Amexの中間カード。Gold Elite+15泊+利用額条件の50K FNA。

Marriott Bonvoy Business
複数枚持ち戦略の重要カード。15泊分の宿泊実績を対象となる個人カードと合算可能。

Marriott Bonvoy Bountiful
Chaseの中間カード。Gold Elite+15泊+利用額条件の50K FNA。

Marriott Bonvoy Boundless
Chaseの主力Marriottカード。年間35K FNA+15泊に加え、利用額によって追加の宿泊実績を獲得可能。

Marriott Bonvoy Bold
年会費無料の入門カード。Silver Elite+5泊でシンプルな構成。

The Ritz-Carlton Credit Card
ChaseのプレミアムMarriottカード。85K FNA+プレミアム旅行特典。直接申込ではなくProduct Changeで取得。

このように見ると、Marriottカードは単純に年会費やポイント還元率だけで順位をつけるものではありません。

それぞれがMarriott Bonvoyの中で異なる役割を持っています。

🏁 まとめ|Marriottカードは組み合わせるとさらに強い

米国Marriott Bonvoyクレジットカードの特徴は、1枚だけ突出して強いカードがあることではなく、Amex+Chase+個人カード+Business Cardを組み合わせられることです。

基本的なMarriott特典だけでよければBoldやBoundlessから始められます。Platinum Eliteとより多くのElite Night Creditsが必要ならBrilliant、さらに宿泊実績を増やしたい場合はBusiness Cardを組み合わせる方法があります。

その中でも代表的なのが:

Brilliant 25泊+Business 15泊=年間40 Elite Night Credits

という組み合わせです。

一方、Ritz-Carlton Cardは別の方向性を持っています。Platinum Eliteを中心にするのではなく、85K FNA、Airline Credit、Club Level Upgradeなどを組み合わせたプレミアムカードです。

そのため、Marriottカードを選ぶときは、

「7枚の中でどれが一番強いか?」

ではなく、

「自分のMarriott Bonvoy戦略には、どのカードを組み合わせるのが適しているか?」

と考える方が、この米国Marriottカードラインナップを活用しやすくなります。

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